
インサイドセールスツールおすすめ14選!種類や選び方を解説
インサイドセールスでは、見込み顧客へのアプローチや顧客情報の管理、商談の創出など、さまざまな業務にツールが活用されています。一方、インサイドセールス向けのツールには、CTI/IP電話やSFA/CRM、MA、Web会議などがあり、「自社にはどのツールが必要なのか」「何を基準に比較すればよいのか」と悩む担当者も少なくありません。
ツールによって支援できる業務や機能は異なるため、まずは自社の営業プロセスや課題を整理し、目的に合ったものを選定することが大切です。
この記事では、インサイドセールスツールの種類や導入によって期待できる効果を解説します。さらに、代表的な14のサービスと、自社に合ったツールを選ぶポイントを紹介します。
目次[非表示]
- 1.インサイドセールスツールとは?
- 2.ツールの導入で期待できる効果
- 3.インサイドセールスツールの種類
- 4.インサイドセールスツールおすすめ比較一覧
- 4.1.CTI/IP電話
- 4.2.SFA/CRM
- 4.3.MA(マーケティングオートメーション)
- 4.4.Web会議
- 4.5.セールスエンゲージメント
- 5.インサイドセールスツールの選び方
- 5.1.①課題を明確にする
- 5.2.②既存システムとの連携性を確認する
- 5.3.③現場の入力負荷を確認する
- 5.4.④サポート体制を確認する
- 5.5.⑤費用対効果をシミュレーションする
- 6.まとめ
インサイドセールスツールとは?
インサイドセールスツールとは、電話やメール、Web会議などを活用した非対面の営業活動を効率化・支援するツールの総称です。見込み顧客(リード)へのアプローチをはじめ、顧客情報の管理、営業活動の記録・分析、さらにフィールドセールスへの引き継ぎなど、商談創出に至る一連の業務を支援します。
代表的なものには、電話営業を支援するCTI/IP電話、顧客・商談情報を管理するSFA/CRM、見込み顧客の育成に活用するMAなどがあります。
これらのツールはそれぞれ対応する領域が異なるため、1つのシステムですべての業務を網羅できるとは限りません。自社の営業プロセスや課題に合わせて必要なものを選び、必要に応じて複数のツールを連携させることで、営業活動の効率化や継続的な改善につなげられます。
ツールの導入で期待できる効果
インサイドセールスツールを導入すると、営業活動に関する情報を蓄積・共有しやすくなります。期待できる主な効果は、以下のとおりです。
営業活動の可視化
架電数や通話履歴、メールへの反応などを自動で記録し、担当者ごとの活動を定量的に把握できるスムーズな商談引き継ぎ
対応履歴を共有することで、インサイドセールスからフィールドセールスへの情報伝達が円滑になる教育と改善の効率化
成果につながった通話内容やアプローチ手法を蓄積し、新人の早期育成やチームの営業活動改善に役立てられるデータに基づく意思決定
個人の経験やノウハウだけに依存せず、蓄積されたデータを基にチーム全体で改善しやすくなる
例えば、各自が表計算ソフトなどで顧客情報を個別管理していると、担当者が不在のときに対応状況を把握できなかったり、商談の引き継ぎに時間がかかったりする「情報の分断」が起こりやすくなります。ツール上で活動履歴が可視化されていれば、こうした情報の分断を防ぎ、「どの顧客に、どのタイミングで、どんなアプローチをしたか」をチーム全員がすぐに把握して振り返ることができます。
インサイドセールスツールの種類
インサイドセールスで活用されるツールは、アプローチの手法や営業プロセスのどこを強化したいかによって使い分けます。主要なカテゴリとその役割は以下のとおりです。
カテゴリ | 主な役割 | 代表的なツール |
CTI/IP電話 | 架電・受電の効率化、録音・テキスト化、音声解析によるトーク改善 | MiiTel、Zoom Phone、BIZTEL |
SFA/CRM | 顧客・商談データの一元管理、営業進捗の可視化 | Agentforce Sales、Sales Hub、Mazrica Sales |
MA | 見込み顧客の育成(ナーチャリング)、興味関心のスコアリング、リード選別 | Adobe Marketo Engage、SATORI、Account Engagement |
Web会議 | オンラインでの商談・打ち合わせ、資料提示や画面共有を交えたヒアリング | Zoom、Microsoft Teams、Google Meet |
セールスエンゲージメント | ターゲット企業の特定、アプローチの優先度設計、営業活動の自動化 | LEADPAD、BALES CLOUD |
必要なツールは、インサイドセールスの活動内容や課題によって異なります。例えば、電話によるアプローチが中心で、架電業務の効率化や通話内容の分析に課題がある場合は、CTI/IP電話が候補となります。一方、保有する見込み顧客への継続的な情報提供や育成を強化したい場合は、MAの活用が考えられます。
また、顧客情報や営業活動を複数のツールで管理する場合は、ツール同士の連携も確認したいポイントです。SFA/CRMを中心にCTIやMAなどを連携させることで、顧客との接点や営業活動の履歴をまとめて把握しやすくなります。
すべてのツールを一度に導入するのではなく、自社の営業プロセスや既存のシステム環境を踏まえて、優先度の高いものから検討することがポイントです。
インサイドセールスツールおすすめ比較一覧
インサイドセールスツールは、カテゴリによって役割や機能が異なります。そのため、機能数や料金だけで比較するのではなく、自社が解決したい課題や営業プロセスに合っているかを確認することがポイントです。
ここでは、代表的な14のツールを紹介します。
※2026年9月時点の情報です。最新の機能や料金については、各公式サイトをご確認ください。
CTI/IP電話
CTI/IP電話は、架電・受電や通話履歴の管理など、電話を使った営業活動を効率化するためのツールです。サービスによっては、通話録音や文字起こし、音声解析などの機能も備えており、営業活動の振り返りや担当者の教育にも活用できます。
また、SFA/CRMと連携することで、顧客情報と通話履歴を紐づけて管理できるサービスもあります。電話によるアプローチの割合が高いインサイドセールスでは、特に活用しやすいカテゴリです。
ツール名 | 特徴 | 料金目安 | 連携性 |
AIを活用した通話内容の分析に対応し、営業活動の振り返りや教育に活用できる | 要問い合わせ | Salesforce、HubSpot、kintoneなど | |
Zoom環境と組み合わせて利用できるクラウド電話サービス | 1ユーザー 1,659円/月〜(従量課金制) | Salesforce、Slack、Zoom Contact Center、Microsoft、Googleなど | |
クラウド型の電話環境を構築でき、コールセンター用途にも対応 | 初期5万円〜、月額1.5万円〜/席 | Salesforce、Zendesk、kintoneなど |
SFA/CRM
SFA(営業支援システム)/CRM(顧客関係管理)は、顧客情報や商談履歴、営業活動などを一元的に管理するためのツールです。インサイドセールスとフィールドセールスが同じ情報を参照できれば、「どのようなアプローチを行ったのか」「顧客が何に関心を持っているのか」といった情報を共有しながら円滑な商談の引き継ぎがしやすくなります。
導入時には必要な機能だけでなく、現場で継続して利用できる操作性や入力負荷、既存ツールとの連携性なども確認することが重要です。
ツール名 | 特徴 | 料金目安 |
商談管理や営業活動の可視化・自動化に加え、AIや外部システムとの連携にも対応 | 1ユーザー 3,000円(税抜)/月~(Starter Suite 年間契約) | |
リードや商談、営業活動を一元管理し、AIを活用した優先順位付けや営業アプローチの自動化にも対応 | 1シート 840円/月〜(年払い) | |
顧客・案件・営業活動を一元管理し、AIによる案件予測や営業活動の分析・自動化にも対応 | 1ID 6,500円/月~(※10IDから契約可能) |
MA(マーケティングオートメーション)
MAは、見込み顧客の行動データを収集・分析し、継続的な情報提供やアプローチを支援するツールです。メール配信やスコアリングなどを活用することで、見込み顧客の関心度に応じた情報提供を行ったり、関心が高まった顧客を抽出してインサイドセールスへ連携したりできます。
SFA/CRMと連携すれば、マーケティング施策による顧客との接点から、その後の営業活動までの情報をつなげて管理しやすくなります。
ツール名 | 特徴 | 料金目安 |
AIを活用し、顧客ごとにパーソナライズしたマーケティング施策や見込み顧客の育成を支援 | 要問い合わせ | |
匿名のWebサイト訪問者へのアプローチにも対応し、見込み顧客の獲得・育成から商談機会の創出までを支援 | 初期30万円、月額14.8万円〜(年間契約・税別) | |
リードの獲得・育成やスコアリングを自動化し、Salesforceとの連携によってマーケティングと営業の連携を支援 | 月額150,000円/組織〜(年間契約) |
Web会議
Web会議ツールは、オンラインで顧客との商談や打ち合わせを行うためのツールです。画面共有や資料提示を行いながら、詳しい説明やヒアリングをする際に活用できます。
比較する際は、操作性や音声・映像の品質に加え、録画や文字起こしなど自社に必要な機能があるかを確認します。カレンダーやチャット、ファイル共有など、社内で利用しているサービスとの連携性も確認しておくことが大切です。
ツール名 | 特徴 | 料金目安 |
オンライン商談や会議に利用でき、画面共有や録画などの機能を備え、大規模配信にも対応 | プロ:月額2,237円/ユーザー〜(年払い・税別) | |
Web会議に加え、チャットやファイル共有などMicrosoft 365と連携したコミュニケーションが可能 | Microsoft Teams Essentials:月額599円/ユーザー相当(年払い・税別) | |
専用アプリ不要でブラウザから利用でき、Google Workspaceの各サービスと連携しやすい | Standard:月額800円/ユーザー〜(年間プラン) |
セールスエンゲージメント
セールスエンゲージメントツールは、見込み顧客へのアプローチを効率化・管理するシステムです。電話やメールなど複数のチャネルを使ったアプローチを管理できるほか、サービスによっては、ターゲット企業の選定やアプローチ先の優先順位付けなどにも対応しています。
SFA/CRMなどと連携すれば、顧客情報を参照しながらアプローチを行い、その結果を営業活動の履歴として蓄積・共有することも可能です。
ツール名 | 特徴 | 料金目安 |
企業データを活用したターゲット選定からアプローチまで、インサイドセールスの営業活動を支援 | 要問い合わせ | |
顧客情報の一元管理から電話・メールによるアプローチ、営業活動の分析までを一気通貫で支援 | 要問い合わせ |
インサイドセールスツールの選び方
インサイドセールスツールは、機能の豊富さだけで選ぶと、自社の業務に合わなかったり、導入後に現場で十分に活用されなかったりする可能性があります。自社の課題や既存システムとの相性、現場での使いやすさ、サポート体制、費用対効果など、複数の観点から比較することが重要です。
①課題を明確にする
まずは、現在のインサイドセールスで解決したい課題を整理します。課題の具体例としては、以下のものが挙げられます。
架電業務に時間がかかっている
商談化率を改善したい
顧客情報が担当者ごとに分散している
課題によって、優先して検討するツールも変わります。架電業務を効率化したい場合はCTI/IP電話、顧客・商談情報を共有したい場合はSFA/CRM、見込み顧客の育成を強化したい場合はMAなどが候補となります。導入目的を明確にしたうえで、必要な機能と優先順位を整理し、候補となるサービスを比較します。
②既存システムとの連携性を確認する
すでにSFA/CRMやMA、チャットツールなどを利用している場合は、既存システムとの連携可否を確認します。システム間で顧客情報を連携できないと、同じ情報を複数のツールに入力する必要が生じたり、情報が分散したりする可能性があります。API連携の有無だけでなく、標準連携しているサービスや、どのデータ項目を連携できるのかまで確認します。
現在利用しているシステムだけでなく、将来的に導入を予定しているツールも含めて、拡張しやすい構成になっているかを検討することも大切です。
③現場の入力負荷を確認する
多機能なツールでも、入力や操作が複雑では、現場に定着しにくくなる可能性があります。特にSFA/CRMでは、営業活動を記録するための入力作業が担当者の負担になるケースもあります。通話履歴や活動記録を自動で登録できるか、入力項目を必要最小限に設定できるかなどを確認します。
また、普段利用しているツールから操作できるかどうかも、使いやすさに影響します。無料トライアルやデモが用意されている場合は、実際に利用する担当者にも操作してもらい、業務の流れに合っているかを確認することが有効です。
④サポート体制を確認する
ツールを導入しても、初期設定や運用方法が分からなければ、十分に活用できない可能性があります。そのため、導入前にサポート体制についても確認しておく必要があります。主な確認ポイントは、以下のとおりです。
初期設定やオンボーディングの支援範囲
問い合わせ方法(電話、メール、チャットなど)や受付時間
日本語でのサポート可否
マニュアルやFAQ、活用コンテンツの充実度
導入後に活用方法や運用改善について相談できるサービスであれば、社内への定着を進めやすくなります。
⑤費用対効果をシミュレーションする
料金を比較する際は、初期費用だけでなく、月額料金やオプション料金を含めた総コストを確認します。ユーザー単位で課金されるサービスの場合は、利用人数が増えたときにどの程度コストが変わるのかも事前に試算しておくことが大切です。あわせて、以下のような改善したい業務やKPIを設定しておくと、導入後の効果を評価しやすくなります。
架電準備にかかる時間を削減する
顧客情報の入力工数を減らす
商談化率を改善する
機能が多いほど自社に適しているとは限りません。実際に活用する機能とコストのバランスを見ながら、自社に合ったプランを選定することがポイントです。
まとめ
インサイドセールスツールには、CTI/IP電話、SFA/CRM、MA、Web会議、セールスエンゲージメントなどがあり、それぞれ支援する業務や目的が異なります。自社に合ったツールを選ぶには、まず現在の営業プロセスや課題を整理し、どの業務を改善したいのかを明確にすることが大切です。そのうえで、既存システムとの連携性や現場での使いやすさ、サポート体制、費用対効果などを比較すると、必要なツールを絞り込みやすくなります。
ターゲット企業の選定から見込み顧客へのアプローチまでを効率化したい場合は、セールスエンゲージメントツールも選択肢の一つです。『LEADPAD』は、160万社の企業データベースと40万件のキーマン情報を活用し、ターゲット選定からアプローチまでを支援するセールスエンゲージメントツールです。Webサイトへの訪問などの購買シグナルを基に、アプローチする企業の優先順位付けにも活用できます。
SalesforceやHubSpotなどのCRM、Zoom PhoneやMiiTelなどのCTIとの連携にも対応しており、顧客情報と営業活動をつなげて管理できます。インサイドセールスの営業活動を効率化し、ターゲット選定からアプローチまでの業務を見直したい場合は、LEADPADの活用を検討してみてください。


